Top / USP経営ハンドブック / 2.USPとは / 2.1.存在する理由

USPは1960年代に提案された古い概念です。
当時のUSPは、大きな市場に向けたマス広告の用語でした。

もちろん、その本質は今も、そしてこれからも生き続けることでしょう。
人がモノを求めていた当時と違って、市場にはたくさんの商品が溢れ、大量の広告と情報の中で消費者は生活しています。

価値観が多様化し、消費者はたくさんの商品やサービスから自分にフィットしたものだけを自分で選ぶ時代になりました。

USPは、商品やサービスを使ったときのベネフィットを消費者に分かりやすく提案するものです。

消費者は、たくさんの商品やサービスから、その商品やサービスが自分にもたらすメリットを感じ、選択しようとします。
しかし、これだけたくさんの商品やサービスが氾濫していると、消費者の目に止まり、選択肢の一つに入れて貰うだけでも至難の業です

そこで、具体的で分かりやすいあなただけのユニークな提案(USP)を、目に付きやすい形で示すことが必須になります。

消費者の立場から見ると、USPとは「私が選んだ理由」「私にぴったりくる理由」といったところでしょうか。
言い換えると、USPとは消費者に「 (商品)って (USP)ね」「(USP)と言えば(商品)よ」と言っていただける言葉です。

社会には、さまざまな商品やサービスが存在し、人々の生活に貢献しています。
あなたの提供する商品やサービスも、その中の一つです。
つまり、USPとは自分が何者であるか、自分にどんな貢献ができるか、を社会に示す旗だとも言えます。

USPは、「自社(商品・サービス)が存在する理由」「自社(商品・サービス)が存在する意味」です。


ベネフィット(benefit:利益)という言葉が時々出てきます。
新英和中辞典によると、下記のようなニュアンスを持った言葉です。
benefit は個人または集団の幸福[福祉]につながる利益
profit は物質的または金銭上の利益
advantage は他より有利な立場・地位にあることによって生ずる利益