Top / USP経営ハンドブック / 2.USPとは / 2.4.最初に大きな声を出すこと

アメリカ大陸を発見したのはコロンブスだと学校では習いました。
コロンビアという国や地名はあるのに、なぜアメリカ大陸のことをコロンビア大陸とは言わないのでしょうか。疑問にもたれたことはありませんか?

1492年コロンブスはアメリカまでの航海を果たし、1502年にはアメリカ大陸に上陸しました。
しかし、彼はそこがアジアであると信じ、新大陸だとは気付きませんでした。
アメリカという名前はイタリアの探検家アメリゴ・ヴェスプッチに由来します。
彼は、1503年に「新世界を発見した」ことを本にしました。
この本は各国の言葉に翻訳され広く流布したようです。

コロンブスは最後の航海を終えてスペインに戻ったのが1504年です。彼は1506年に亡くなっていますから、この本を読んだかもしれません。
コロンブスの航海に刺激されてイギリスのジョン・カボット(1497年到達)をはじめヨーロッパ各国は探検隊を送っています。

アメリゴ・ヴェスプッチは、発見者でもなければ船長でもありません。
ただ、「最初にアイデアを広めた人」にすぎません。

最初の商用コンピュータは1951年ユニバック(現ユニシス)のユニバック1です。
しかし、最初にコンピュータの市場を作ったのはIBMでした。
その結果、IBMは長らくコンピュータ市場の王者でした。

人は、区別の付きにくい物事を複数覚えることは苦手です。
同じカテゴリの2番目以降の物事に対しては、興味も印象も薄れてしまいます。
しかし、新しいカテゴリに対しては比較的興味を持ちます。

ですから、クライアントにとって、あなたの商品やサービスがあなたのカテゴリで最初に耳にした商品やサービス、最初に使った商品やサービスであることがとても大切です。
USPは、あなたの提案するカテゴリを、クライアントにとって最初に出会った新しいカテゴリの商品やサービスの代名詞として印象づける言葉です。

USPには以下のことが求められます

  • USPは消費者に新しいカテゴリを提案するものであること
  • 新しくない場合は、そのカテゴリにいる競合が弱く認知度が低いこと
  • USPがクライアントに約束できる自信が付いたら、次は消費者の認知シェアを速く取ること