M&Ms、ドミノ・ピザ、セブンイレブン、そして三井越後屋の事例を見てきました。
どれも有名で、あらためてご紹介するまでもない事例かもしれません。
しかし、ここに挙げてもう一度味わってみると、あらためてその先見性を感じます。
これらの事例からあなたは何を感じられたでしょうか。
私は、次の4点を挙げてみたいと思います。
まず、どのUSPも曖昧なイメージの言葉ではありません。
セブンイレブンは一見例外のようにも見えます。
しかし、名前に象徴されるように、なぜThanks Heavenなのかを具体的にクライアントに感じさせる仕掛けを作っています。
2番目に、どれも提供するモノとは直接は関係ないところをUSPにしています。
M&Msはチョコレートの美味しさを語ってはいません。
ドミノ・ピザもピザが美味しいとは言っていません。
セブンイレブンも、品揃えが豊富だとも安いとも言っていません。
三井越後屋も呉服の質については語っていません。
3番目に、どれも掲げるUSPが、ただのお題目ではなく、それを実現する仕組みがしっかりと構築されています。
そして、それがクライアントから分かるようになっています。
最後に、結局はどのUSPも真似されてユニークではなくなっています。
USPというと独自性、誰に真似できない、と言ったことが言われますが、実際には魅力的であれば真似をしようとする競合が出てくるのが自然な姿です。
絶対に真似が出来ないのであれば、言うことはありません。
しかし、たとえ真似をされたとしても、最初にそれを宣言し市場に認知され、消費者の頭の中に入ってしまえば、競合はあなたのUSPをむしろ強化することになります。
真似をされる前に市場に認知されなければUSPの意味がありません。
USPの実践には、それだけのスピードが求められます。