Top / USP経営ハンドブック / 4.USP経営とは / 4.3.資源を集中する

かつては、USPはたくさん売るための手法でした。
しかし、バブル崩壊を境に、市場を取り巻く環境は大きく変化しました。

今まで企業は大きいことが良いことでした。
全方向の品揃え、多角化経営、異業種のM&Aが企業の発展の象徴でした。

最近のニュースでは同業者のM&Aの話題は多いですが異業種は減っています。
また、不採算部門からの撤退という話題もよく聞きます。
これは、大手各社がいわゆる市場シェアを奪い合う中で、個性を失っていったことへの反省ではないでしょうか。

大企業でさえ、このような状況を迎えています。
ピーター・ドラッカーはかつてこう苦言を呈しました。
「集中こそ成功の鍵である。経済的成果を上げたいなら、経営者は最大の収益をもたらす少数の活動に集中せねばならない。しかしこの基本原則はことごとくないがしろにされ、『なんでも少しずつやろう』がビジネスモットーになってしまっている」

インテルCEO アンドリュー・グローブのこの言葉は、多くのCEOの今の考えを代弁しています。
「一つずつバラバラのかごに卵を入れるより、全部の卵を一つのかごに入れてこのかごでよかったどうかをじっくり検討する方がよい」

大手各社も含めて自社のDNAを生かした個性のある企業への転換が問われています。

USP経営の特徴は、まさに自社の強みを一点に集中し、クライアントに強烈にアピールするところにあります。
今や、USP経営は企業が生き残るためのサバイバル手法です。
USP経営が実践できない企業は、これから生き残っていくことすら出来ないでしょう。

経営の最重要テーマは、経営資源の集中の判断です。