京セラの稲盛和夫氏が経営の神様、松下幸之助氏の話を聞きに行かれたとき、ある経営者が松下さんに質問をしました。
「川にダムを作って水を貯めるように、余裕のある経営をするダム式経営の大切さはわかるが、私のような零細企業には余裕がありません。
どうしたらよいのでしょう?」
それに対して松下さんは次のように答えたそうです。
「ダム式経営はどうしたらできるか、わたしもようわかりませんのや。
やり方はようわかりませんが、とにかくダム式経営をしたいと強く願うことですわ」
それは答えになっていないと、一同笑ったそうですが、稲盛さんは「とにかく願うことですわ」という松下さんの言葉が魂を貫いたということです。
稲盛さんの言動には、松下さんの影響を感じます。
おそらく松下さんと松下電器に憧れ、そこから京セラ独自のスタイルを作っていたのでしょう。
ビジネスにおいても人生においても、向上するために必要なことは「憧れる気持ちを持ち続ける」ことです。
あなたには、憧れている企業、憧れているキーパーソンはいますか?
どんなに偉い人でも憧れるのはタダです。
憧れている企業やキーパーソンをベンチマーク(基準)として意識しましょう。
実はこのベンチマーク企業・キーパーソンを見つけることって結構重要なのです。
彼らはあなたの将来のライバルであり、当面は目標となります。
また経営において孤独になりがちな経営者であるあなた自身を励ましてくれる対象となります。
また不思議なのですがひょんなキッカケで出逢えることも数多いのです。
彼らの活動をマークし、あなたのビジネスを日々見直すための鏡にしましょう
| 山中の賊を破るは易く、心中の賊を破るは難し 王陽明 |
あなたの心があなた自身に制限を掛けているのは自然なことです。
ならば、あなたの外に基準を設けましょう。
あなたが憧れる人ならどうするか、と考えてみましょう。